FC2ブログ

東三河エネルギー研鑽会の探求

穂の国東三河を中心に、三遠南信の歴史と謎、エネルギーを探求しています。またブログタイトル変えちゃいました。

  1. 隠れ南朝伝説
  2. cm: 0
  3. [ edit ]

南朝リレー 10 ~菟足神社の風祭りと吉野の地名~

当ブログ恒例の菟足神社の風祭りネタです

とはいえ、以前にも菟足神社についての記事を書いておりますゆえに、ネタも尽きて、そんなに面白い話もないのですが・・・(^_^;)

さて、今年の菟足神社の風祭りは4月13日(土)、14日(日)に行われます。4月の第二土日が祭礼の日になりますので、カレンダーの都合で今年はちょっと日にちが遅くなっていますね。桜も散ってしまいました。

ネタも尽きたとはいえ、それでも何かないかと絞り出してみたら、当ブログのもう一つの研究材料である「南朝」に絡む面白いものが見つかりました。

それは地名(名称)との奇妙な一致です。

菟足神社の周囲にある地名および名称には、「柏木の浜」「五社稲荷」「樫王(かしおう・菟足神社の北側にある地名)」があります。また、五社稲荷の北側には、善住寺というお寺があって、そこには赤松円心のお墓もあります。

そして、南朝と言えば吉野ですが、以前に「南朝リレーその7 ~小俣京丸から後南朝へのライン~」という記事で、後南朝を題材にした小松左京の「本邦東西朝縁起覚書」という小説のことをご紹介しました。

後南朝の舞台となった奈良県吉野郡川上村へと続く169号線沿いには、南朝の皇子の自天王を祀る北山神社、そして、その弟宮を祀る河野宮があるのですが、その辺りの地図を何気に眺めていたら、「あれ、菟足神社の周りの地名と同じ地名が並んでるのはこれ如何に?!」と思ったのです。

単なる偶然の一致にしても、なんだか出来過ぎているような気もして・・・。

地図で見てみるとこんな感じです。

utarijinjashuhen01.png

まずは菟足神社の周辺地図ですが、五社稲荷、樫王、柏木の浜、善住寺(赤松供養塔)がありますね。

そして、次に奈良県吉野周辺の地図を見ると・・・。

kawakamimura01.png

169号線を吉野町方面から川上村方面へと向かうと、まず、五社トンネルという名のトンネルがあり、その周辺が樫尾(かしお)という地名になっています。

そして、さらに169号線を南下すると、柏木という地名が出てきます。そこには、弟宮の河野宮を祀る金剛寺があります。

吉野柏木

河野宮からさらに169号線を南下していくと、自天王を祀る北山宮へと続きます。このルートは、南朝の歴史の中でも後南朝と言われる、南朝最後の抵抗活動があった場所です。この地で自天王と河野宮が赤松の残党に殺害されて、南朝の歴史は幕を閉じることとなりました。

奈良川上村

川上村の全体の図。位置関係はこんな感じです。

こうやって見てみると、後南朝の史跡が残る場所の地名および名称が、菟足周辺となぜか重なるんですよね

三河南朝の伝承が残されている菟足神社周辺、また、長野県の大鹿村にも鹿塩(かしお)という地名があって、そこには、宗良親王や尹良親王の伝承が残っています。樫王と樫尾、そして、鹿塩という「かしお」という地名が南朝で繋がるのです。

そして、後南朝の皇子たちを殺害したのが赤松氏の残党ですが、五社稲荷近くの善住寺には、赤松円心という南北朝初期に南朝方だった武将のお墓がなぜかあるのです。

zenjuji02.jpg

zenjuji01.jpg

赤松氏とこの地域はどんな関わり合いがあったのでしょうか?

その赤松氏というのは、後々足利幕府によってお家断絶となり、その残党が家名復興を目指して、南朝方の皇子を殺害したということです。

何か奇妙で不思議なつながりを感じます。

もうひとつおまけで、柏木神社というのが、菟足神社からは数キロ離れた豊川市西原という地域にあるのですが、その柏木神社のすぐ近くに「金剛寺」というお寺があるのです。山門の際にきれいな湧水のあり、軒丸に菊花紋があるこのお寺は、後醍醐天皇の皇女、懽子内親王に縁があるようです。金剛寺という名のお寺は全国に多々ありますが、後南朝の河野宮を祀る吉野の川上村の金剛寺と名称が一致するというのも妙なところです。

さらに、おまけの脱線話ですが、菟足神社の風祭りでは、土曜日の夜に仕掛け花火や手筒花火が奉納されます。毎年、仕掛け花火の大スポンサーである「総合青山病院」の創業家の名は牧野さんです。牧野さんと言えば、越後長岡の大名になった牧野氏がよく知られていますが、この牧野氏は元々は東三河の豪族でした。

この牧野氏の家紋が、「三つ柏」で、豊川市御津町の大恩寺にかつてあった「念仏堂(三河南朝御所の王田殿から移築したとされる)」の天井画にも、三つ柏が描かれています。ここでも柏というものが関係してきますね。

後村上天皇と柏の話もありますが、まあ、あまり追いかけるとますますややこしくなりそうなので、こんなところにしておきます

おまけに、コブメロの実家の家紋も三つ柏だったと、つい最近分かる。凄い節穴・・・( ̄▽ ̄;)

スポンサーサイト

テーマ : 歴史    ジャンル : 学問・文化・芸術


 管理者にだけ表示を許可する
 

about us

ドグオ&cobumelo

ドグオ&cobumelo
本日は「東三河エネルギー研鑽会の探求」ブログに、ようこそいらっしゃいました(^^)

穂の国東三河~三遠南信地域を中心に、歴史や信仰、伝説の謎などの探求しています。そして時々エネルギー研鑽も♪

2018.1.6ブログタイトルをまた改めました(^^ゞ

タグリスト

ブロとも申請フォーム