豊橋市と静岡県の県境、嵩山(すせ)に浅間神社があります。

本坂トンネルの脇に本坂峠の旧道がありますが、その山道の途中にある神社です。本坂峠の旧道は姫街道のルートでもあります。

本坂峠旧道トンネルは、地元では心霊スポットして知られている場所で、車やバイクが乗れるようになる年頃の若者が、一度は肝試しに訪れると言われているところでしたが、今の若い衆もそうなのかな?

かつて友人から、「本坂メチャクチャ怖い」という話を聞いた私は、「そんな怖い所、絶対に行くもんか」と思い、一度も旧道に近づいたことはありませんでした(^_^;)

一方モ吉は、なぜか、友人のラリーの練習に付き合わされ、助手席にくくりつけられた状態で、チビリそうなくらいの怖いドライブをしたことがあるそうです 肝試しより怖かったかもね

さて、嵩山の浅間神社は、下、中、上と三か所の場所に、三社三神が祀られています。下の富士社は秋津姫命(あきつひめのみこと)、中の原川社は木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)、上の大山社は大山祗命(おおやまずみのみこと)がいらっしゃいます。

また、下は足神社、中は腹神社、上は頭神社とも呼ばれ、足、腹、頭の病に霊験あらたかであると言われ、古くから地元の人々に信仰されています。

豊橋市の北東部、静岡県との県境付近一帯は八名(やな)と言われる地域で、その地域の歴史をまとめた八名郡誌(やなぐんし)にも、石巻神社、賀茂神社と並び、浅間神社も参拝する人で賑わっていたと記述されています。

浅間神社の由緒によれば、奈良時代中期(750年)に静岡県富士宮市の富士浅間大社から勧請したという・・・。


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ふむふむ、これはかなり古い神社であることがうかがえますねぇ。そんなところから、気になってくるのが足の神社の秋津姫命ですね。

秋津姫といえば、大祓祝詞に出てくる、祓戸神の三女神(瀬織津姫、速秋津姫、速佐須良姫)の速秋津姫のことでしょう。ということは、この神社は、おそらく水の女神、瀬織津姫を古くからお祀りしているのではないかと推測できます。本坂峠にはキレイな湧水がくめる場所もあり、川、水場、滝場の近くにお祀りされている神様は、瀬織津姫である可能性が高いとみることができるのです。

そして、足の神社といえば、思い出すのがアラハバキ神。日本のほぼ全土に影響力を及ぼしていた最古の土着神であったが、大和朝廷により貶められ、朝廷の神の門番的な地位にまで落とされてしまいましたが、この地方には、門前神とか客人神という名前で、神社の隅っこに細々と祀られています。砥鹿神社の奥宮には、ワラジの神とか健脚の神として祀られていて、ここでも足の神様になっています。たぶん、これはアラハバキ~はばき(脚絆)に転換して、足の神になったのではないのかと思われます。

アラハバキ神と瀬織津姫の成立には、同じような背景があるように思います。

貶められた神は、追いやった側からは、門前神とか客人神、足の神といったように、まるで下足番のように軽く扱われる一方で、「祟りをなす恐ろしい神」として世に流布し、人々から遠ざけるようにされてしまった。

ところが、貶められたはずの神は、実は地元の人々からひっそりとした形で祀られ、守られていることが多いのです。そんなことから、「瀬織津姫の祀られていたらしき場所=恐ろしい場所=心霊スポット」なんて図式ができるのかな?と想像します。

また、ここの浅間神社は、地元では、別名、首狩り神社とも呼ばれているそうですが、こんな恐ろしげな名称の由来は、昔、峠に山賊が出て、旅人の首を狩って神社に放置したという噂から来ているのではないかということです。上に頭の神社があることや、このような噂話、そして、先ほどの図式などが一緒になって、首狩り神社なんていう名称が生まれたのかもしれませんね。

この浅間神社の頭の神社には、大山祗命が祀られていますが、大山祗神は国津神であることから、この神社の成立由来は、縁起に記された話よりも古く、土着の神を祀っていたのではないか?また、三つの神様は、実は瀬織津姫、速秋津姫、速佐須良姫の三女神だったのかも知れない?もしくは、下の足の神社が、瀬織津姫を現わしていて、何らかの都合上、秋津姫命になっているのでは?と私たち的には推察、妄想したくなるところです。


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浅間神社の入り口の階段です。この急な階段の上に、足の神社があります。階段きついです(*_*;


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秋津姫命が祀られている足の神社。

足の神社から腹の神社へは簡単に歩けます。


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腹の神社から、頭の神社へは、うっそうとした山道を20分くらい歩きます。山道の途中に、嵩山の蛇穴へ行くルートの案内板があるので、蛇穴へも行けるようです。嵩山の蛇穴というのは、石灰岩洞窟(鍾乳洞)で、縄文時代の住居遺跡です。この洞窟は、長野の諏訪湖に繋がっているという伝説や埋蔵金を守る武者が住んでいたとかいう伝説があるそうです。近くには水が湧いている小さな穴もあって、水汲みが出来るようです。洞窟から諏訪湖にいたるといえば、龍になった甲賀三郎伝説があります。

このような蛇穴が浅間神社の近くにはあり、瀬織津姫が隠れ潜む条件(縄文、水、諏訪=国譲りで追われた神=タケミナカタ=ミシャグチ神=祟り神)を備えているように思います。

山道は、途中で結構な坂道もありで、ここもかなりきつかったです 靴はスニーカーか山歩きの出来るものがいいです。息も上がってきますので、飲み物を持って行きましょう。

はあ~、頭の神社に到着です

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木々が生い茂り、木の根が張り巡らされているせいか、うねるようなエネルギーを感じます。


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浅間神社参道は、東海自然歩道に通じる嵩山自然歩道となっていて、ここから、更に峠の山頂に行けるようです。山頂に行くと、豊橋側と静岡側の浜名湖を展望することが出来るようです。

下の階段から頭の神社へ行って、また下の階段まで戻ってくる所要時間は、おおよそ1時間くらいでしょうか。夏休み日帰り散策にいいですよ♪

それから、来る7月31日(日)はお祭りだそうです。駐車場がありませんので、ご注意ください。





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